street fighting man
2010-04-12T10:53:13+09:00
bjork311
ただ、風の前の塵に同じ
Excite Blog
シンメトリー
http://bjork311.exblog.jp/10957800/
2010-04-12T10:53:18+09:00
2010-04-12T10:53:13+09:00
2010-04-12T10:53:13+09:00
bjork311
未分類
格好良すぎですよ、本書の姫川玲子。決めゼリフが決まったり、場面が展開してタクシーの中の余韻で終わったり、日常から回想シーンになったり…。映画作品とリンクしたテレビシリーズみたいに、姫川警部補の魅力が濃厚に描き出されています。「右では殴らない」のオチのユーモラスなシーンなんか、これを読んだ女優さんが絶対演じたくなるようなおいしいシーンです!もちろん、現実の捜査手法としては、こんな「刑事コロンボ」もどきの自白引き出しだけでは立件できないよなあとか、この脅迫めいた取り調べは違法だよなとか思う点はあります。でもそれも、テレビドラマ並みのエンタテイメントとしてはアリだと思うのです。リアリティが無かろうとも、読者はこんな刑事を求めているし、こんな刑事小説を読みたいんです。長編のメインディッシュを補完する見事なオードブル短編集でした。
特に「右では殴らない」が良かった。
ここ何ヶ月かPCの調子がおかしくてCDの新譜を買っても、PCが認識しません
切ない ]]>
パーク・ライフ
http://bjork311.exblog.jp/10849047/
2010-03-09T23:59:00+09:00
2010-03-10T01:27:27+09:00
2010-03-10T01:27:27+09:00
bjork311
未分類
さらっと読むことができた。起こりそうで起こらない。そして、起こってくれれば退屈な僕たちの日常がほんのり色づくような…。そんなほのかな希望を抱かせてくれる物語。深い恋愛はできないけど、ちょっとした恋がいとおしくなる、そんな小説です。
事件らしい事件とは無縁の「日常」を描いた物語だが、そこに常に何か起こりそうな予感や期待を孕んでいる、その空気に共感した。感動させよう、驚かせようという作為が全く感じられないのに(或いは、感じさせまいという作為かもしれないが)、読んでいて涙さえ出てきてしまったのには「してやられた」という感じ。主人公の彼と名前も知らない彼女のやり取りはどこかじれったいけど、現代の恋愛のひとつの形なのかあって思いました。 ]]>
ミレニアム1 ドラゴンタトゥーの女
http://bjork311.exblog.jp/10818041/
2010-02-28T22:50:51+09:00
2010-02-28T22:50:51+09:00
2010-02-28T22:50:51+09:00
bjork311
未分類
スウェーデンのミステリ、三部作の第1作。上下合わせるとかなり分厚いけど、まったく苦にならないぐらい面白い。テーマとしては、女性虐待なんだろうけど、著者の反権力的なところがよく出てる。スウェーデンの歴史は全く知らないが、ナチの亡霊やパルマ暗殺もちょこっと出てきて、彩りを添える。主人公の記者と女調査員もだけでなく登場人物も魅力的だ。ストーリーも過去の事件と現在の事件をうまく絡めていて。まったく飽きさせない。売れる理由が分かるな。
最初に読み始めたときは、なんて退屈な話だろうと思った。スウェーデンの名前はやけに長くておぼえられないし。宣伝にまたもやだまされたか、と。しかし下巻に入る頃には一気にテンポアップ。話は加速しながら、思いがけない方向にどんどん進んでいく。登場人物たちには不満がないわけではないが、圧倒されるストーリー展開には大満足。そして、やはり北欧の不思議な感覚はとても新鮮。 ]]>
ソウルケイジ
http://bjork311.exblog.jp/10808689/
2010-02-25T23:59:00+09:00
2010-02-26T01:35:01+09:00
2010-02-26T01:35:01+09:00
bjork311
未分類
結婚とは。色の違う二つの粘土の玉を、押し合わせて、こねくり回して、また丸くするような、作業。玉の中の、二色の内訳は、人それぞれ。真っ二つに真ん中で色が分かれているのもあれば。複雑に入り混じりあっているのもあれば。あるいは一色が、完全にもう一方を飲み込んでしまっているのもある。だが、いずれにせよ、外見は丸くなければならない。二つの玉が、互いの形を崩しあって、もうちょっと大きな、一つの玉になろうとする。すぐにはそうできなくても。そうなるように、努力する。それが結婚するということであり、家庭を持つということである。子供とは。その二つの玉が一つになった中に、ぽつんとできる、また違った色の、小さな玉。どっちの色に近いかは、ケースバイケース。子供はいつか、独立した一つの玉になって、家庭を離れていく。その時、出来るだけ丸い玉であるように。一人でも転がっていけるように。そうしてやるのが、親の、役目。
前作でなぜか姫野に毛嫌いされるエリート刑事との対比が描かれる。そうして裏で進行するもうひとつの物語。父性、ここにキワマレリという本作の優しさが、陰惨な事件を少しだけ明るくする。ドストレートな展開ではあるが、前回に加えて姫野と周りとの関係が少しずつ変化するあたり、ここで読者は応援目線というもうひとつの父性を、自分の中に見出すだろう。
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武士道エイティーン
http://bjork311.exblog.jp/10781585/
2010-02-17T23:10:20+09:00
2010-02-17T23:10:18+09:00
2010-02-17T23:10:18+09:00
bjork311
未分類
いろんな人の、いろんな人生、いろんな歴史、いろんな思いが積み重ねられ、織り込まれ、より合わさり、今この場にたどりつく。一人一人は、どこでどんな因縁があったかを知るべくもないが、それでも、あるべくして、なるべくして、今がある。その不思議を、物語の中だけど、感じることができた。だから、今を大事にして欲しくなる。いつまでもいつまでも、剣道の高みだけを目指すことが誰にでも許されることはないけれど、目指すところはきっと交わる。一つになる。どこかできっと通じ合う。香織と早苗にはもちろん、レナや田原など、すべての頑張る女の子達に応援を送りたくなった。
僕はこのシリーズ、大好きです。もっともっと読みたい。そして、何度も何度も読み返すだろう。
シュハリ、って知ってる?シュは守る、ハは破る、リは離れる、で守破離。まず、最初の守。これはお師匠とか流派の教えを、守る。徹底的に守る、って事。当然だよね・・・でもそれが身についたら、今度は、別の流派の技術とかを、自分なりのやり方を、試してみる。要するに、最初の教えを破ってみる。これが、破・・・破るって、ちょっと嫌な言い方だけど、いい意味で、はずれてみる。で、それが形になったら、最後は自分なりのオリジナルを創出して、もとのお師匠や、流派から離れていく。これが、離・・・そういう修行の過程を表した言葉なのね。]]>
武士道セブンティーン
http://bjork311.exblog.jp/10771285/
2010-02-14T23:49:25+09:00
2010-02-14T23:49:24+09:00
2010-02-14T23:49:24+09:00
bjork311
未分類
剣道って、こんなに面白い世界だったんだ…。
スポーツとしての剣道。武道としての剣道。このふたつの狭間にあるものとは?暴力と武道の違いとは?
コミカルで軽いタッチで描かれる「剛の香織」も「柔の早苗」も、雰囲気は、勿論前作そのままですが、剣道を通しての彼女たちの成長ぶりが、「武士道」につながっていくという姿は、読んでいて微笑ましいです。妙に説教くさくなく、それでいて子供達にもぜひ読ませたくなる内容です。剣道に縁遠い方が読んでも十分に面白いと思います。一押しです!
携帯電話も、メールもあるし、会おうと思えば飛行機も新幹線も、バスだって、いろいろと方法はある。だからこそ‘別れる’ってことの意味がわかるのが、ますます難しくなっているのかもしれない…。二人の剣道少女の友情と、覚悟の決めるまでの心の揺れ方がすごく爽やかでしたー。
暴力に成り下がってはいけんし、暴力に屈してもいけん。剣道は、武道は、武士道は、相手の戦闘能力ば奪い、戦いを収める。そこが終着点たい。相手の命も、自分の命と等しい、たった一つの命・・・。さらにいえば、試合や稽古で相手をしてくれるのは敵ではなか。常に同じ道ば歩む、同士たい。やけん礼に始まり、礼に終わる。そういうこったい。]]>
武士道シックスティーン
http://bjork311.exblog.jp/10743524/
2010-02-06T23:44:01+09:00
2010-02-06T23:43:58+09:00
2010-02-06T23:43:58+09:00
bjork311
未分類
男同士のスポーツものは流行っているけれど、女同士ってないよなあと思っていたところ、こんな素敵な作品に出会えました。性格は正反対だけど剣道が大好きな気持ちは同じ2人の女の子が、悩んだりお互い対立しながら成長していく物語。2人とも熱くてキラキラしていて、すごくカッコいいです。スポーツものは男同士じゃないと面白くならないという先入観を抱いていましたが、それを見事に打ち砕いてくれる、パワフルで爽やかな青春小説です。ちなみに続編も出ていますが、クオリティが落ちていないどころか、どんどん面白くなっていきます。
この本のスピン(布のしおり)は2本ついている。赤と白。何故か?香織と早苗の2人の物語。それは「たすき」掛けに進んでいく。
「夜のピクニック」に続く、青春が感じられて、剣道がしたくなって、読後感が最高に気持ちいい!
世のためを思い、他人を敬い、精進を怠らない。]]>
カッコウの卵は誰のもの
http://bjork311.exblog.jp/10722177/
2010-01-31T22:00:24+09:00
2010-01-31T22:00:22+09:00
2010-01-31T22:00:22+09:00
bjork311
未分類
東野圭吾って好きなのか、結構こういう作品をよく書く。この作家ならこれくらいの作品は片手でも書ける。とでも言えるくらい、片手間で書いたのではないかと疑うほど、いままでの作品と比べると迫力に欠ける。しかし、面白くて一気に読んだ。面白いことは認める。2時間ドラマに適した物語だね。いや、しかし、上手い。]]>
ストロベリーナイト
http://bjork311.exblog.jp/10688214/
2010-01-21T23:59:00+09:00
2010-01-22T01:59:53+09:00
2010-01-22T01:58:46+09:00
bjork311
未分類
殺人ショーという珍しい事件だったが、それよりも玲子が被害者となった傷害事件の方が印象に残った。特に法廷での強姦罪の判決をめぐるシーンにおいて、力強く戦う玲子の姿にとても感動的だった。好き嫌いがハッキリ別れる作品だと思うが、僕はこの作品が好きだ。悪い意味でハリウッド映画に通じるものを感じました。 ]]>
カールじいさんの空飛ぶ家
http://bjork311.exblog.jp/10667938/
2010-01-15T23:48:00+09:00
2010-01-15T23:49:40+09:00
2010-01-15T23:48:10+09:00
bjork311
未分類
手堅い仕上がり。素晴らしいのがエリーとの思い出にしがみつくカールじいさんではなく、新しい一歩を踏み出すカールを描いたことだろう。追憶シーンのサイレント・タッチは平易かつ技法の巧みさによってポエジーを獲得している映画術の極みがいい。全体を通じて、心温まる展開。前半は、夫婦の思い出に涙し、後半は冒険活劇に胸をときめかせる。本作上映前の短編作品も、優しさに満ちていて、終始心地良かった。]]>
One Piece Film Strong World
http://bjork311.exblog.jp/10661575/
2010-01-13T23:59:00+09:00
2010-01-14T00:37:43+09:00
2010-01-14T00:37:43+09:00
bjork311
未分類
フナコ氏を誘ってブルク7で観賞
製作総指揮 尾田栄一郎だもん
すっごい並んでて朝一番で行ったにもかかわらず昼からのしか席が取れなくて
One Piece Film Strong Worldを見た
ワンピースの世界があるのだ。スクリーンの迫力で、その世界に入れることが幸せ。そして満員の映画館は、たくさんの仲間に囲まれていることに気づかせてくれた。それも幅広い年代の。ただ、やっぱり漫画の熱量に比べると、2時間という枠は短すぎた。
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あけましておめでとうございます
http://bjork311.exblog.jp/10657015/
2010-01-12T21:05:22+09:00
2010-01-12T21:05:19+09:00
2010-01-12T21:05:19+09:00
bjork311
未分類
とりあえず、11月22日ぶりの日記です
年もまたいだって事で、今年は
色んなな事に頑張っていきたいと思います]]>
プラネテス
http://bjork311.exblog.jp/10483289/
2009-11-22T22:36:37+09:00
2009-11-22T22:36:36+09:00
2009-11-22T22:36:36+09:00
bjork311
未分類
「ヒカルの碁」に勝るとも劣らない名言だね
愛し合うことだけがどうしてもやめられない
PLANETESというのは『惑星』という意味と同時に『惑い子』という意味もあるそうです。人生で何度かはぶち当たる惑いに行き着いた登場人物たちが出す答え。SFでありながらも私たちと同じ匂いのする日常を描いた話です。常日頃思っていた疑問を肯定してくれた本でした。10年後も本棚の片隅に置いておきたい作品です。この漫画に出てくるタナベ、サイコーです]]>
ケマ、おめでとう
http://bjork311.exblog.jp/10448544/
2009-11-07T23:59:00+09:00
2009-11-12T23:17:44+09:00
2009-11-12T23:17:44+09:00
bjork311
未分類
いや~、めでたいね
ここ1週間は2次会の打ち合わせやら、本当忙しかったし
当日も2次会やら披露宴の受付なんかもやってたので目まぐるしかったけど
結婚式に出る度に、結婚式の素晴らしさに感動します
披露宴や2次会を機に、なかなか疎遠になっている友達にも会えるし
ご祝儀でさえ、惜しくはないと思えます
2,3ヶ月に1度くらいの割合で結婚式に出たいな~]]>
新参者
http://bjork311.exblog.jp/10378183/
2009-10-24T23:59:00+09:00
2009-10-25T02:23:41+09:00
2009-10-25T02:23:41+09:00
bjork311
未分類
ほんのちょっとしたすれ違い、勘違い、意地の張り合いからうまくいかなくなった夫婦の関係や親子の関係。加賀は決して深入りはしないが、抜群の慧眼、自分の信念と温かい言葉で穏やかに人々の心に入り込んでいく様がこの作品の真骨頂。ひとつひとつの物語がしんみりと心に染み込んできて余韻も最高。そして、もうひとつ印象的なのが人情と風情溢れる下町の描き方。自分も加賀と一緒に人形町を歩いているような気持ちになり、この町の様々な魅力にドキドキしながら読んだ。著者は実際にここを何度も歩いたそうだが、その際に見たもの、感じたことが手に取るように伝わってきて、「素敵だな、ここに行ってみたいな」と思わされる。この人は人間の"悪"の部分を書かせても一級品だが、こういう人情味溢れる、心にジーンとくるドラマも同じくらい上手い。とにかく素敵な作品なので、多くの人に読んでいただきたいと思う。
一話一話の事件解決に、根底にある「人情」というテーマが絡んでくるのが素晴らしい。純粋なミステリーという意味での驚きは少ないのですが、とにかくそのつくりの上手さにはただただ脱帽。ただ私の場合、その上手さへの「感心」が、登場人物の人情に対する「感動」を上回ってしまいましたが、それでもこの作品には満点を献上したいと思いました。それほどこの作品のつくりの上手さはすばらしい。新たな名作と呼んで差し支えないでしょう。 ]]>
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